昨年は、お米の価格高騰で備蓄米が放出され、家計の負担を減らすため安い米を求めスーパ
ーを走り廻った年でした。今年は、中東紛争の影響でホルムズ海峡が封鎖され石油タンカーの
運行がストップしました。石油の大半を中東に頼っている我が国は大きな痛手となり、当面の対
策として備蓄油を放出しましたが通常の流れが阻害され、各企業の多くは「ナフサ」不足で製品
が加工出来ないとのニュースが流れました。原材料の石油が無いと「ナフサ」が作れない我が
国です。その「ナフサ」は私たちの生活を支えるあらゆる物の出発点です。「ナフサ」はプラス
チック、合成繊維、合成ゴム、インク、塗料などの原料で、ペットボトル、食品包装、ラップフィル
ム、シャンプーボトル、洗剤容器、ゴミ袋、合成繊維の衣服、医療用プラスチックなどに変わる
なかで、常に地政学的リスクと価格高騰の波にさられてきました。残念なことにその「ナフサ」
商品は使用後の大半は、「ゴミ」と化し焼却炉へと消えていきます。他国の資源に頼っている
我が国は、今後この膨大な「ゴミ」を宝の山と捕らえ、その「ゴミ」の山から新しい「ナフサ」を
作ることが出来れば素晴らしいことだと、毎日のテレビから流れるニュースを見ながら夢を見て
おります。
福山菱の実会顧問 島田 博明
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