合唱祭を終えて                    B 鈴木
 
 あいにくの天候と言うよりも、合唱祭の季節らしい雨の一日でした。
 1999年にラターを歌ってから実に10年ぶりの参加、それも堂々の127名。殆どの方が合唱祭初体験だったでしょうか?
 合唱祭参加は今期の行事予定としては団員総会にも上程されておりませんでしたが、演奏会まで一年半と言う長い練習期間のどこかで引き締めの本番をと考え、また団員募集にも効果的かと、松村先生とご相談の上出演を決めさせて頂きました。計画外の事で皆様にご負担をお掛けする面がありましたことをお詫びしつつ、それにも関わらず殆どの方が参加して下さったことに感謝しています。
 考えた通り、短い時間でも舞台に乗るための練習は快い緊張感を生み、通常では得られない一体感も生まれ、目標の暗譜も難なく?こなすことが出来ました。
 また松村先生からは大人数ゆえの移動の難しさを連盟にお話し頂き、ご担当の方も快く数々の例外的な便宜を計って下さいました。お陰で前回経験したような、練習も出来ずに舞台に上がることもなく他会場で余裕を以って練習をさせて頂き、狭い通路や階段を歩き回ったり、舞台袖の低い天井に頭をぶつけたりもせず、出入りも非常にスムーズでした。
 これらのことが私の合唱祭に対する懸念を忘れさせ、全員がのびのびと楽しんで歌えた様子に、改めて参加して本当に良かったと心から思っております。ある団員の感想「他の団体を見たら、暗譜が当たり前なんですよね。わずか7分なんだから、やっぱり覚えなくちゃ!」嬉しいですねえ、これからも暗譜にどんどん挑戦しましょう。
この言葉を聞けただけでも合唱祭に出た価値大いにありです。
私たちの演奏についてはご指導の先生方のお話を伺い、また講評で指摘されたところも心して受け入れましょう。
出番が終り、ゆったりと聴かせて頂いた他の団体は上手なところが多かったですね。桑原先生の指揮された数団体、特にマルベリーチェンバーさんは若い人たちなのにヴェテランの味わい、ピノさんの透明で幻想的な響き。また初出場の横浜雙葉さんの演奏は感動的でした。
 
 ところで、今回の録音を聴きながら、私はなんとなく皆川達夫氏が研究された「隠れキリシタン」の話を思い出していました。氏は数十年前「オラショ」と呼ばれる隠れキリシタンの祈りの歌に初めて出会い、その意味不明の呪文のようになってしまった歌が、元はラテン語の聖歌であろうと直感されたのです。キリスト教徒への弾圧の時代、楽譜はおろか文字にも記せず、口伝えで歌い継がれた聖歌は400年の歳月のうちに甚だしく転訛していたのです。氏は、その後ヨーロッパ各地を長い年月をかけて調べ歩き、ついに元の聖歌を特定されたのでした。
 私たちが暗譜の際、外国語を(特に多分ラテン語のような意味が分りにくい言葉は)丸暗記で覚えるのが普通です。丸暗記は時に語尾の子音が消えたり、言い難いところを言い易くしてしまう危険があり、これらの変化は400年の歳月を経ずとも簡単に起こり得ることです。
これからの練習の過程で暗譜を試みる時には、常に元の言葉を参照し、覚えている言葉のスペルが正しいか書き綴ってみるような事も、歌詞を意味不明の呪文にしないために必要かも知れません。

 濱口組から
もっとオトコを!(団員募集協力依頼)
 
 カルミナ期が始まって以来、チラシ配布を主として、団員募集を展開しています。
(チラシ配布状況は上記資料のとおりです)
 これはそれなりに効果が有り、現在のところ団員数は150名(S59,A53,T19,B19)となっています。
 しかし、しかし、一つの目標(ガイドライン)とした約180名(S60,A60,T30,B30
 の線には、まだまだ足りません! 特に男声の不足が顕著です。
  T,B を現在の1.5倍に、各10名程度増やしたいです!(オトコや〜い!)
 
 団員の皆さんの、さらなる団員募集(特に男声(若・中年))へのご協力をお願いいたします。特に次の点に注力して下さい。
 
●声掛け:お知り合い、ご友人、ご兄弟、ご家族等を、ご歓誘下さい(最低1人/団員)。
●紹介:ここにこんな人が居る、こんなグループがある、こんなイベントが有る等、有望そうなターゲットをご紹介ください。
    他の(男声)合唱団や大学にパイプをお持ちの方は、コンタクト先等をお教えく ださい。
PR:お住まいの地域、コミュニティ等への団員募集のPRを行ってください。
●労力提供:チラシの印刷、配布等の作業に参加(労力提供)してください。
●その他:団員募集のグッド・アイデアを提供ください。
 
 団員募集を自分自身の問題・課題と捉え、みんなで仲間を増やして、湘フィルを盛り立て、良い演奏を目指しましょう。よろしくお願いいたします。
組長・濱口(Ten.)
合唱祭を終えて(リーダー会通信 #5)
          
 久しぶりの県の合唱祭、お疲れさまでした!楽しかったですね♪
お天気はあいにくの雨でしたが、そこはやっぱり“晴れの舞台”、リハーサルも本番も、みなさんがとても晴れやかな表情をされていたのが印象的でした。
 
◆今回、暗譜という目標を掲げ、入団間もない方も含めて、誰も楽譜を持たずに、集中して演奏に臨めたことは、いろいろな面でとても大きな収穫だったと思います。
 ・目標を持つと練習に励みがあり、緊張感や集中力が増す、上達が早くなる
 ・やればできる…使っていなかっただけで、眠っている能力はたくさんある
 ・顔を上げれば空間が広がる…もっと遠くまで確かなものを届けなくてはいけない空間が見え、演奏に対する心構えが変わる
 ・お互いに努力していることが分かり、信頼感が増す
 ・練習は覚えてからが楽しい…もっと覚えて、日々の練習や本番を心から楽しもう
 
◆目標をもち、小さなステップを積み重ねていけば、大きな目標に近づいていくことができます。努力したことが成果になって現れるのはとても嬉しいですね。
 録音を聞くと、演奏の面ではまだまだまだまだ、課題はたくさんあります。
 (ぜひ聞いてみてください!うげげーこんなだったの、うひょ〜こんなはずじゃ…みたいなことがあちこちに…)暗譜といっても、言葉だけでなくいろいろな要素 を体に入れなくてはなりませんね。でも、やることがたくさんあるのはうれしいこと。頭も体も心も、休まずにたくさん使って、豊かな音楽を創りたいと思います。
 
◆というわけで、今年はもうひとつ目標をつくって、11月3日の茅ヶ崎市合唱のつどいに参加することになりました。本番へ向けて更にステップアップしていきたいと思います。
 
 合唱祭の他の団の演奏を聞かれた方はお気づきと思いますが、楽譜を持って演奏しているところはほとんどありませんでしたね。楽譜にかじりついている様子は、とてもテンションが低く見えてしまいます。暗譜は、自分のものにして歌うための第一歩なのだと思います。顔を上げられる曲がひとつでも増えるように、今から心がけて練習していきましょう。
全曲暗譜は夢じゃない!!
                              (Alt. 青山)
 
             
 新たに入団された皆さん    どうぞよろしく♪ (7/11 現在) 
        
 ソプラノ 赤根 さん (藤沢市)
 アルト  井上 さん  (横浜市都筑区)   安部 さん(横浜市中区)
        榊 さん (鎌倉市)         中澤 さん (鎌倉市)
 
 
      ÌË 2009年 7月 & 8月の練習日程 ËÌ                                                 
7月




8月
 18日(土)



 25日(土)
  1日(土)
  8日(土)
15日(土)



 22日(土)



 29日(土)
明治公民館 ※(自主練17:00) 18:15 〜 発声(ホール) 
                  19:00 〜 分 奏    
               女声 ホール/ 男声 文化室   
                  20:00 〜 tutti     
玉縄学習センター          18:15 〜 21:00 
お休み                            
玉縄学習センター          18:15 〜 21:00 
明治公民館 ※(自主練17:00) 18:15 〜 発声(ホール)
                  19:00 〜 分 奏   
               女声 ホール/ 男声 音楽室                     20:00 〜 tutti    
明治公民館 ※(自主練17:00) 18:15 〜 発声(ホール)
                  19:00 〜 分 奏   
               女声 ホール/ 男声 文化室                     20:00 〜 tutti    
明治公民館 ※(自主練17:00) 18:15 〜 21:00 
       ※ 明治公民館での分奏は男声はスリッパが必要です。