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        メンデルスゾーン「エリヤ」の中での合唱の役割
                                                   ベース 指原 
1.概要
 ELIAS楽譜に記載されているChristiane Thiedeさんの序文によれば、メンデルスゾーンは「パウロ」の初演に引き続き1836年に「エリヤ」準備に入りましたが、余りの場面構成の難しさに一度は中断し、10年後の1846年8月の英国のバーミンガム音楽祭での大合唱作品を委託されたことから1年間で聖書テキストを再編集し仕上げたようです。その初演についての記事がシュナイトバッハのホームページ(schneidtbach.web.infoseek.co.jp/EriaShoen.htm - 19k)に掲載されており、その記事から演奏が大成功で、8曲もアンコール演奏をし、作曲者本人も満足した様子が伝わってきます。(「あきらかに圧倒されていたメンデルスゾーンは、感謝のお辞儀をしてからすばやく指揮台を降りた。しかし、歓声と拍手に再び現れざるを得なかった。偉大な芸術作品が、これほど完全な勝利を得、これほどまでに完璧に、かつすばやく聴衆に受け入れられたことは無かった。次の8曲(第4曲、第11曲、第15曲、第20曲、第29曲、第31曲、第37曲、第41b曲)がアンコールで演奏された。」)。

 序文によれば、この大成功は変化にとんだ合唱パートを合唱団が、高い表現力で演奏したことが大きいと次のように記されております。
 『メンデルスゾーンは旧約聖書の預言者エリヤを題材にして、音楽をひとつのまとまりとして形式化した。作品は“かなり濃厚で、激しく、十分な合唱”で仕上げられ、合唱はドラマチックな筋書きの部分で、イスラエルの民衆、バールの預言者達、もしくはセラフィムの役を引き受けるだけではなく、一般的に宗教的な内容と見なされるパートも(ソリストの部分と同様に)合唱パートに委ね、ついに合唱は神の顕現と預言者の恍惚状態を伝えるパッセージ(第34曲~36曲)につなげる。まさに変化にとんだ合唱、そして合唱の表現力がエリヤの好評に決定的な寄与をなした。』
 ここで述べられた、「変化にとんだ合唱、そして合唱の表現力」とは一体何なのでしょうか?土田貞夫さんの歌詞対訳(「ELIAS 旧約聖書の言葉にもとづく、独唱、合唱および管弦楽のためのオラトリオ」)を基に、「エリヤ」に用いられた聖書テキストを分析し、更に、バッハからの影響も含めて考えてみました。(付表-1「エリヤの構成」)
 
2.聖書テキストと合唱の役割
2-1.聖書の分類
 聖書は大きく分類すると正典(神の言葉)と外典(信仰指導の言葉)とに別れ、更に旧約聖書は4分類、新約聖書は2分類されます。
 エリヤは神の言葉を語る預言者ですが、旧約聖書では、エリヤについて歴史書の中の「列王記」に主に記されており、その他、預言者の書の「マラキ書」、旧約続編の「シラ書」に記されております。メンデルスゾーンは「列王記」の記事を中心にして聖書の出来事を記し、必要に応じて他の聖書を引用し、出来事の内容を補足したり、出来事の意味を説明したりしておりますが、その引用は詩編、イザヤ書からの回数が圧倒的に多い事が特徴かと思います(引用聖句の詳細は付表-1を参照)。
 
表-1 聖書分類と「エリヤ」に引用されている書名
分  類 内  容 「エリヤ」に引用されている書名(回数)
正典 旧約
聖書
律法の書 創造から神との契約迄 出エジプト記(2)、申命記(7)
歴史書 エジプトから脱出し約束の地に入ってからのイスラエル史 サムエル記上(1)、列王記上下(30)、
歴代誌下(2)
諸書 知恵、詩等の文学書 ヨブ記(3)、詩編(33)、哀歌(2)
預言者の書 神の言葉を託された人の話 イザヤ書(18)、エレミヤ書(7)、ホセア書(1)、
ヨエル書(1)、マラキ書(1)
新約
聖書
福音書 イエスの伝記 マタイによる福音書(2)
使徒書 イエスの弟子からの手紙 フィリピの信徒への手紙(1)
外典 旧約続編 知恵の讃歌、物語等 シラ書(3)
 
2-2.「エリヤ」の構造と合唱の役割
メンデルスゾーンこそバッハの「マタイ受難曲」を18歳で復活演奏した人であり、ルター教会の礼拝形式を参考にしたバッハ受難曲の三重の構造が「エリヤ」にもあてはまるかを考察してみました。
 聖書テキストと「エリヤ」合唱パート譜との関連性を調べると、その結果はバッハのような単純な構造(合唱が分類1,3の人物描写とコラールだけ)でないことが分かります。つまり、楽譜序文に記された「変化にとんだ合唱」とは、合唱が様々な役割を担うことであり、その役割に対応した表現力が必要とされるとのことでしょう(表-2「エリヤの三重構造」参照)。
 
表-2  エリヤの三重構造
構造の分類* バッハの受難曲 メンデルスゾーンのエリヤ
1.聖書の出来事:
聖書に記された過去の出来事を伝える
受難物語のナレーション役の福音史家、それにピラトや民衆が担う。 主に、列王記上に記された出来事をレチタティーヴォ、合唱と様々な人物(民衆、寡婦、バール預言者たち、アハブ王、王妃)が担う。
2.説教:
主の働きは、過去だけではなく今も起きている
自由詩で歌われるアリア、
レチタティーヴォ。
詩編、イザヤ書等の他の聖句で歌われるレチタティーヴォ、合唱、アリア、アリオーソ、三重奏、四重奏、複四重奏、
3.信仰の告白/祝祷:
説教を聴く「私たち」
会衆の応答、感謝
「祈りの歌」としての
コラール
主に、会衆に馴染みがある聖句を歌詞にした賛美、感謝の合唱
             *村上 茂樹「受難曲とコラール」礼拝と音楽No132 参照
 
2-3.聖書の言葉を聴衆に分かりやすく伝える工夫
第5曲を取り上げると、67小節から引用聖句が申命記から出エジプト記に変わると同時にテンポ記号もAllegro vivaceからGraveに変わり、更に、89小節から調子がハ短調からハ長調に変わる。これは、「3代、4代で終わる神の怒り」と「幾千代に続く神の慈しみ」の対比を示していると思われます。
 
3.メンデルスゾーンからのメッセージ
 序文の著者は、『メンデルスゾーンは旧約聖書の中で、情熱的で論争的な預言者の人格が彼を感動させ、特に預言者の中でも、もし今日いたとしたら必要とされるような、支配層だけでなく、民衆とも対立し、一人で全世界に立ち向かうようなエリヤを選び、聖書の出来事(旱魃、火の奇蹟、神の顕現等)を音楽的情景に転換した』と述べております。
 ここで問題となるのは、メンデルスゾーンからのメッセージが19世紀前半のイギリスのバーミンガムの人達だけではなく、21世紀に生きる私たち日本人も感動させるのは何故なのかということです。

 「エリヤ」のⅠ部は、神から呼びだされたエリヤが、人々が受け入れたくないような神の飢饉の言葉を語り、荒野に導かれ、ついで神とバールの火の裁判の場面になります。エリヤの祈りが聞かれ、神の奇跡を見て、民衆が悔い改めます。Ⅱ部ではエリヤは神から王の糾弾に召されるが、逆に王妃にそそのかされた民衆から殺害される危険から荒野に逃げる。落胆したエリヤは天使に助けられ、神の顕現に出会い勇気を与えられ、来た道を引き返します。

我々を共感させるのは、多分エリヤに対する神の励ましのプロセス{1)火の奇蹟を見て神を信じても、すぐ支配者になびきエリヤを殺害しようとする民衆の移り気、2)「主よ足れり(第26曲)」と落胆するエリヤへの「神の顕現(第34曲)」、3)「来た道を引き返せ(36曲)」との励まし}ではないかと思います。
 36曲「来た道を引き返せ!/イスラエルにはまだ七千の民が残っている/彼らはバールに屈しなかった者である/来た道を引き返し、主の言葉に従って行動せよ」との言葉は、孤立していると思いつめていたエリヤに、神は十分備えられており、神の意思にまかせ勇気をだし行動せよとの言葉であり、私は、19世紀末の作家シェンキェヴィッチの作品「クオ・ヴァディス」*との類似性を思い浮かべます。
*『暴君ネロの弾圧で、ローマを去ろうとしたペテロは路上でローマに向かう主イエスに会い、 「クオ・ヴァディス・ドミネ?(主よ、いずこへ行きたもう)」と問いかけ、主の答えによ ってふたたびローマへとって返し殉教する』

 私たちはエリヤやペテロのような劇的な体験はありませんが、ささやかな日々の生活の中でも、何らかの重荷を持ったり、又、一生懸命努力しても理解されず、かえって誤解され、何故私だけがこんなに苦しむのかとの思いに捕らわれ、人々に受け入れられず落ち込んでしまうことがあります。
 3000年前のエリヤも150年前のメンデルスゾーンも現代の私たちも、静かな一人の時に何故私だけが苦しむのかとの思いを持ち、その理由を求めることには変わりがありません。
問いかけの対象は様々でしょうが、苦しみがあるからこそ、超越者もしくは神との対話が生まれるとも言えます。神はいつでも「畏れることはない、わたしはあなたと共にいる(第22曲)」と語り、手を伸ばして待っておられます。苦しみがあるからこそ感謝の気持ちが生まれ、賛美が歌となるとメンデルスゾーンは「エリヤ」で語っているのではないかと思います。
「幸いなるかな、主を畏れ、主の道を歩む人よ(第9曲)」
 
付表-1「エリヤの構成」
歌い方/役割の略称 R:レチタティーヴォ、A:アリア、As:アリオーソ、D:デュエット
          合唱1、合唱2、合唱3は構造の分類の1、2、3に対応
表題
番号
歌い方
/役割
引用聖句* 土田資料から
修正
第一部        
So wahr der Herr,
der Gott Israls, lebet
わたしの仕えるイスラエルの神、主は生きたもう 序唱 列上17:1  
序曲      
Hilf, Herr !
Willst du uns denn gar
Vertilgen
主よ、助けたまえ! 第1曲 民衆 エレミア8:19-20  
深い湖は涸れ 列上17:7  
哀歌4:4  
Herr, höre unser Gebet 主よ、われらの祈りを
ききたまえ!
第2曲 民衆 詩86:1  
二人の女 哀歌1:17  
Zerreißet eure Herzen なんじらの衣ではなく、
心を裂け!
第3曲
(オバデヤ)
ヨエル2:12-13  
So ihr mich von ganzem Herzen suchet 心を尽くして求めれば、
なんじら我を見出さん
第4曲
(オバデヤ)
申命4:29  
ヨブ23:3  
Aber der Herr sieht es nicht しかし主は見たまわず 第5曲 民衆 申命28:22  
主は言われた 合唱2 出エ20:5-6 ・翻訳修正1*
Elias, gehe weg von hinnen エリアよ、なんじはここを
立って東の方へ行き
第6曲
(天使)
列上17:3-4 ・列上17:3-4→
列上17:3-4,6
・翻訳修正2*
Denn er hat seinen
Engeln befohlen
主はなんじのために、
み使いたちに命じ
第7曲 天使達 詩91:11-12  
Nun auch der Bach vertrocknet ist やがて川は涸れて R
(天使)
列上17:7,9,14 verstrocknet→
vertrocknet
Was hast du an mir getan 神の人よ、わたしに
何をなさるのですか!
第8曲 R
(寡婦とエリヤ)
 
 
 
 
 
列上17:17-19  
詩10:14  
詩84:15-16 詩84→詩86
列上17:21-23
詩6:6 詩6:6→詩6:7
詩38:6 詩38:6→詩38:7
ヨブ10:15 削除(引用不明)
詩88:10 詩88:10→88:11
Nun erkenne ich,daß du ein Mann Gottes bist 今、あなたが神の人 A
(寡婦)
列上17:24
詩116:12  
von ganzer Seele 思いを尽くし力の限り
(寡婦とエリヤ)
申命6:5  
詩128:1  
Wohl dem, der den Herrn fürchtet 主をおそれ、その道を歩むものは幸いなるかな! 第9曲 合唱3 詩128:1  
詩112:1,4  
So wahr der Herr Zebaoth lebet わたしの仕える万軍の
主は生きたもう
第10曲
(エリヤ)
と民衆
列上18:1  
列上18:15-25 〔エリア〕2
Camel→Carmel
Baal, erhöre uns バールよ、われらの
願いをききたまえ
第11曲 バール
預言者たち
列上18:26  
Rufet lauter ! Denn er ist ja Gott 大声をあげて叫べ! 
彼は神なのだから
第12曲
(エリヤ)
とバール預言者たち
列上18:27  
Rufet lauter ! Er hört euch nicht 大声をあげて叫べ! 
彼にはなんじらの声が
聞こえないのだ!
第13曲 列上18:28-30  
Herr Gott Abrahams, Isaaks und Israels アブラハム、イサク、
およびイスラエル人の
神なる主よ!
第14曲
(エリヤ)
 
列上18:36-37  
Wirf dein Anliegen auf den Herrn なんじの重荷を主に
ゆだねよ
第15曲 天使
たち
詩55:23  
詩16:8 削除(引用不明)
詩108:5  
詩25:3  
Der du deine Diener
machst zu Geistern
しもべをかぜとし、
み使いを焔をあげる
火となしたまう主よ
第16曲
(エリヤ)
と民衆
詩104:4  
列上18:38-40  
申命6:4  
申命5:7  
Ist nicht des Herrn
Wort wie ein Feuer
主のみ言葉は火のよう
ではないか?
第17曲
(エリヤ)
エレミア23:29  
詩7:12,13  
Weh ihnen, daß sie vonmir weichen 我をはなれたものに
禍あれ
第18曲 As ホセア7:13  
Hilf deinem Volk, du
Mann Gottes
おお神の人よ、民びとを
助けたまえ!
第19曲
(オバデヤ)
(エリア)
(若者)
と民衆
エレミア14:22  
歴下6:19,26,27 〔民衆〕1歴下6:19だけ残し、歴下6:26,27は〔エリア〕3移動
Hilfe deinem →
 Hilf deinem
gesündigt→ 
 gesündiget
申命28:23 列王記上18:43を追加
詩28:1  
詩106:1 〔エリア〕3追加
列上18:43-45 〔エリア〕3から
 〔若者〕2移動
Dank sei sir, Gott, du
tränkest das durst'ge Land
神に感謝を、おんみに
乾いた土地をうるおしたもう
第20曲 合唱3 詩93:3,4  
第二部        
Höre, Israel, höre des Herrn Stimme きけ、イスラエルよ、
主のみ言葉をきけ!
第21曲 イザヤ48:1  
イザヤ48:18  
イザヤ53:1  
イザヤ49:7  
イザヤ41:10  
イザヤ51:12,13  
Fürchte dich nicht, spricht unser Gott われらの主はいいたもう、”恐れるな” 第22曲 合唱2 イザヤ41:10  
詩91:7  
Der Herr hat dich erhoben aus dem Volk 主はなんじを民のうちよりとりあげ 第23曲
 
R(エリア)
 
列上14:7,9,15  
列上16:30-33 16:31,33
Habt ihr’s gehört お前たちは聞いたことが
あるか
王妃
と民衆
エレミア26:9,11  
列上18:10  
列上19:1,2  
列上21:07  
シラ48:2  
追加 〔王妃〕5の引用に歴下6:26追加
Wehe ihm, er muß
sterben
エリアに禍あれ、彼を
殺せ!
第24曲 民衆 シラ48:3  
エレミア26:11  
Du Mann Gottes, laß
meine Rede
神の人よ、わたしの言葉を大切なことと思いたまえ! 第25曲
(オバデヤ)
列下1:13  
エレミア26:11  
列上19:3,4  
追加 詩57:7
詩59:3 詩59:3→59:4
申命31:6  
出エジ12:32  
Sie wollen sich nicht
bekehren
彼らは立ち帰ろうとしないのです
(エリア)
エレミア5:3  
サムエル上17:37 17:37→17:38
列上19:4
Es ist genug !
So nimmnun, Herr
主よ、足れリ、我が命をとりたまえ! 第26曲
(エリア)
ヨブ7:16  
列上19:4  
列上19:10  
Siehe , er schläft unterdem Wacholder 見よ、彼は荒野の
えにしだの元に眠り
第27曲 列上19:05  
詩34:7,8 詩34:7,8→34: 8
Hebe deine Augen auf zu den Bergen 山にむかって目をあげよ 第28曲 三人の
天使達
詩121:1-3  
Siehe, der Hüter
Israels schläft noch
schlummert nicht
見よ、イスラエルをまもり
たもうのは、まどろまず、
眠ることもない
第29曲 合唱2
詩121:4  
詩138:7  
Stehe auf, Elias, denn du hast einen großen Weg 立て、エリアよ、なんじの
前には長い旅路がある
第30曲 R(天使) 列上19:7,8  
O Herr,ich arbeite vergeblich おお、主よ、私は空しく働き
(エリア)
イザヤ49:4  
イザヤ64:1,2  
イザヤ63:17  
列上19:4  
Sei stille dem Herrn und warte auf ihn 黙して主に向かい、主を待ち望め 第31曲
(天使)
詩37:4,5,7,8  
Wer bis an das Ende beharrt 終わりまで耐え忍ぶものは救われん 第32曲 合唱3 マタイ24:13  
Herr, es wird Nacht ummich あたりには夜の帳がおりた 第33曲
(エリア)
詩22:12  
詩27:9  
詩63:2  
Wohlan denn,gehe
hinaus
さあ、外に出て R(天使) 列上19:11,13  
Der Herr ging vorüber 主は過ぎ行きたまい 第34曲 合唱1 列上19:11-12  
Seraphim standen überihm 主の頭上にセラピムが立ち 第35曲 R
 
イザヤ6:2-3  
Heilig ist Gott der Herr
Zebaoth
聖なる神、万軍の主 セラフィム
Gebe wiederum hinab 来た道を引き返せ 第36曲 合唱1 列上19:15,18  
Ich gehe hinab in der
Kraft des Herrn
私は主の力で進み行きます
(エリア)
詩71:16  
フィリ1:29  
詩16:9  
Ja, es sollen wohl
Berge weichen
山々は移り、丘は崩れる
とも
第37曲 As
(エリア)
イザヤ54:10  
Und der Prophet Elias brach hervor かくて、預言者エリアは
火のように現れ
第38曲 合唱1 シラ書48:1,6,7  
列下2:1,11  
Dann werden die Gerechten leuchten その時正しいものは
御父のみ国で
第39曲 マタイ13:43  
イザヤ51:11  
Darum ward gesendet
der Prophet Elias
主のおそるべき大いなる
日の来る前に
第40曲 マラキ3:23-24  
 
Aber einer erwacht vonMitternacht ひとりのものが北の方で
目覚め
第41曲 合唱2 イザヤ41:25  
イザヤ42:1  
イザヤ11:2  
Wohlan, alle, die ihr durstig seid さあ、すべて渇きを覚えるものは 第41b曲 四重唱 イザヤ55:1,3  
Alsdann wird euer Licht hervorbrechen かくして御身の光りは
暁のように現れ出で
第42曲 終曲
合唱3
イザヤ58:8  
詩8:1 詩8:1→詩8:2
Gedruckte Ausgaben der Lutherbibel von 1545(シラ書は除く)
・1〔民衆〕2の訳文 私を否む者には父祖の罪を子孫に末代までも
                      わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも
・2〔天使〕1の訳文 私は、烏に命じてそこで汝を養わせる→
                    数羽の烏が彼に、朝と夕べにパンを運んで来た。


2007年 湘南国際村センター合宿のご案内 (No.3)


 ◎ 合宿の日程をお知らせ致します。全員参加で、よりよい練習に致しましょう= 

 日 時: 2007年8月18日(土)~19日(日)
場 所: 湘南国際村センター
        三浦郡葉山町上山口1560-39 5 046-855-1800

日程 
8/18(土) 8/19(日)
12:15
13:00
13:30
14:00
17:15
17:30
19:00
21:00
21:30
チャーターバス「逗子駅」発
集 合(ホワイエ)
発 声
練 習
休 憩
夕 食
練 習
練習終了
懇親会(ホワイエ)

9:20
10:00
12:00
13:30
15:00
15:30
17:00
17:30
発 声
練 習
昼 食
練 習
ティータイム(ホワイエ)
練 習
終了・解散
チャーターバス「逗子駅」行き発

♪ くわしい日程は、後日お知らせ致します!尚、多少の変更もありますので、ご了承下さい。
◎ アンケート、ご協力ありがとうございました!ご希望にそえるように努力致しますが、部屋数に限りが有りますので、ご希望に添えないこともありますが、ご了承下さい。

                                              合宿委員 (S)土肥 
 
ÄÈÊÈÅÆÊÈÊÈ    濱口組レポート その2     ÄÈÊÈÅÆÊÈÊÈ
 濱口組の第2回会合が、4月28日(土)の自主練習前、明治公民館の音楽室で行われまし た。今回の参加者は、9名。デュリュフレ期から入られたフレッシュな団員も加わり、またまた大いに盛り上がりました。             
 
 
・湘フィルに入ったきっかけって?
・職場の同僚に一本釣りされた。コーラスの経験は全くなかったのに、いきなりデュリュフレ!みんながどんどん歌っていたので、びっくりした。
・合唱経験のない人でもいい声の人はいるはず。経験者は即戦力になるかも知れないけど、初心者をていねいに育てた方が定着してくれるかもね。
・合唱は、独唱と違って人に助けてもらえる。興味があれば、ハーモニーの中の心地よさが味わえる。
・合唱はいわば団体競技。なまじ個人芸を持っている人よりもずっといいよね。
・私も職場の人に誘われて。クリコン、ヴェル・レク、クリコンと聞いて、見学に誘われた。 合唱は初めてだったし、外国語は無理だ!って思ってた。見学した時、断るつもりだったけど、帰ってからふとやってみようかなと。でも外国語には抵抗があったな。日本語の歌 ならよかったけど。
・自分は、「エリア」が歌いたくて入って、「エリア」だけ歌ってやめた。でもそのあともずっと誘われてて、ドボルザークの「スタバト」なら歌ってもいいと答えたら、その時たまたま「スタバト」の年で…、入らざるを得なくなった。でも「スタバト」が歌えて嬉しかったね。いい演奏ができたし。
・僕は入ってすぐパートリーダーに。その時はひどいなと思ったけど、新人に仕事をさせるのは悪くないのかもね。
・なかなか他のパートの人と話す機会がないけど、早く来てイス出しをしたり、一緒に仕事をすると話しやすくなるよね。
・団員にいろいろな仕事をしてもらうと役員も楽になるし、団も活性化すると思う。
・前にいた団にはみんなでやろうという雰囲気があった。一部の人が団を仕切ってしまった苦い思いがあるから。役員が仕事を抱え込むことはよくないという意識があったと思う。・運営のための会議に出るのは、役員だけでいいと思うが、それ以外の係の人がもっといて もいい。一回役員をやると協力的になる。
・前々から言っているけど、技術委員をつくったらいい。楽譜を集めたり、資料をつくったり。パートリーダーももっといてもいいんじゃない。
・去年、役員会で湘フィルのパートリーダーって何なのかと聞いたら、音楽的なことは求めていないと言われた。
・先生に指導してもらったことを団員に浸透させることがリーダーの仕事だと思うよ。
・先生にも聞いたら、パートリーダーは指導者になる必要はないと言われた。練習したことを浸透させてくれて、仲良く楽しい雰囲気をつくってくれればいいと。
・休んだ時に誰に聞いていいかよく分からないんだけど…。
・新人が入ってきた時に、そういうことをまとめて説明するガイダンスがあった方がいいね。・今、自分が編集している「濱口ノート」はボランティアでやっていて、時間がかかってしまうので、技術委員会でやってもらえたらいいな。
・全部を網羅してあるとどこが力点なのかわからない。「これだけは」というのをもう少し 色分けしてくれると分かりやすい。
・練習の記録も全部聞くのは結構大変。
・でも練習の記録はやっぱり全部聞いた方が勉強になるけどね。
・休んでいる人には、かいつまんでお知らせしている。
・通信に「マイストロ語録」が載っていて重宝した。
・でも一人で編集するのはあまりにも大変だよね。
・どこかに記録があった方がよいと思ってやっているが、以前、他の団でやったら、それが あれば練習に出なくても大丈夫というふうにとられてしまったと聞いた。
・練習後、団長が指揮台を運んでいるのを見てびっくりした。団長がそこまでやるのかと。
・いす並べなど、昔は男声が全く動いてくれなかった。前にいた団では、力仕事は男の仕事という感じだったのに。湘フィルへ来たら、舞台の組み立てまで女声ばかりでびっくり。 最近は大分雰囲気が変わってきた。
・何かの係になってもらったら、全体の前できちんと紹介した方がいい。
・せっかく頑張ってくれているのだからねぎらわなくちゃね。

                                    (編集:A寺部)

グロリア・バザーご報告
               5月3日(木・祝)鎌倉雪の下カトリック教会
    大盛況のうちに無事終了 

皆様からご寄付いただいた「お宝」が大好評のうちに見事完売いたしました>
用意された「湘フィル野菜」も昼過ぎには完売し、売り上げ純益30,500円が
グロリア少年合唱団海外演奏旅行準備委員会の活動に対する寄附として、湘フィル
  鈴木代表よりグロリア父母の会、佐藤氏へ手渡されました。
  グロリア父母の会の方々からは、多くの感謝の言葉をいただきました。

品物を提供して下さった方々を始め、当日早朝からのお手伝い、また買い物に…と、
  お出掛け下さった多くの方々。ご協力本当にありがとうございました。
  初めての日用品、雑貨類の取り扱い試みに対し、予想以上の手応えを感じた今回の
  バザーは、「次回はもっと…」とつい夢を膨らませてしまうほどの大成功でした。
  次回はぜひアナタも…貴方も…参加してみませんか?
  当日のイベント、子ども達の楽しい歌も楽しみですが、松村・服部組の焼く「いそ
  べ焼き」も美味>一度ご賞味あれ。 
ぜひ、ぜひ、来年もお楽しみに…=
                                               事務局 S柏木
 
    エリア期の新入団員です。

~ どうぞよろしく> ~
      
   石井 さん (S)秦野市  

   エリアか? エリヤか?

旧約聖書の列王記に登場する預言者エリアの名前は、もともとは「エリヤ」、あるいは「エリヤフ」と発音する言葉で、「ヤー(ウェ)は私の神」という意味のヘブライ語です。「エル」とは「神」という意味、「私の神」となると「エリ」になります。これはキリストの十字架上の叫び、「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」の「エリ」と同じです。尚、ユダヤ人たちは、「ヤーウエ」と書いてその音を発音せずに「主」と読むので、「主は私の神」あるいは「主こそ私の神」ということになります。
 一方、新約聖書はギリシャ語で書かれていて、もとはヘブライ語であった人物の名前もギリシャ語として発音しやすいように改められています。たとえば、ヨシュアはイエススに、ミリアムはマリアに。そしてエリヤ(フ)もエリアスというギリシャ語風の呼び方になっています。
 ところで、ドイツ語では、新約聖書の方を生かしてEliasという綴りを採っています。ですから、メンデルスゾーン作曲のオラトリオはドイツ語から「エリア」と訳されて当然です。しかし、。エリアに与えられた使命のことを考えると、エリヤと呼ぶほうが、より
ふさわしいように思います。「バールではなく、主(ヤーウェ)こを私の神」であること
を表明し続けたものとして。(第16曲の合唱のテキスト参照!)
                                                     〈鈴木 敬一〉
※ この文章は、湘フィル第9回演奏会(1997年9月15日鎌倉芸術館)のプログラムに
  掲載されたコラムです。
《 湘フィル Tシャツ 申し込み受付け中= 》

   今年の合宿は、真夏盛りの中> 気合いを入れて頑張りましょう。
きっと…特訓につぐ特訓。でも、冷や汗(?)もガッチリキャッチしてくれる 湘フィルTシャツを着れば、爽快な気分で練習に集中できそうですネ。
申し込み用封筒は受付にあります。
色、サイズ、マークを指定して下さい。パート、氏名を記入し、受付の所定の箱に入れて下さい。(現金は入れないで下さい)
代金(2、100円)は、品物と引き替えとなります。
マークは4タイプあります。受付見本がありますので、御覧下さい。
〆切りは、6月末を予定しています。
                              問い合わせは、S柏木まで

 
 ÌË 2007年6月&7月の練習日程 ËÌ  
          
                                       
6月



7月



 
* 3日(日)
  9日(土)
 16日(土)
 23日(土)
* 1日(日)
  7日(土)
 14日(土)
 21日(土)
*29日(日)
栄公会堂                18:15 ~ 21:00
明治公民館              18:15 ~ 21:00
玉縄学習センター          18:15 ~ 21:00
玉縄学習センター          18:15 ~ 21:00
玉縄学習センター          18:15 ~ 21:00
玉縄学習センター          18:15 ~ 21:00
明治公民館              18:15 ~ 21:00
玉縄学習センター          18:15 ~ 21:00
藤沢市民会館レセプションルーム   18:15 ~ 21:00
      (会場の詳細案内は次回通信に)        * 6/3、7/1、7/29は日曜日の練習となります。 
   < 注 意 <
     前回の通信でお知らせした、6/30(土)明治公民館の練習が、
     7/1(日)玉縄学習センターに変更になりました。        
 
 ・ 各会場とも駐車場が混雑しています。公共機関をご利用になるか、できる限り乗り合わせてお出掛け下さる様お願いいたします。     
   <交通規制について>
     明治公民館   : 各団体4台まで。(主に指導者、役員)
      玉縄学習センター: 駐車スペース以外の場所は駐車禁止。
     栄公会堂    : 地下駐車場(向かい側の市役所の駐車場も駐車できます)
     藤沢市民会館  : 楽屋口側の駐車スペースは使用できません。
      レセプションルーム   隣接の奥田公園駐車場(有料)を御利用下さい。
 
     ※玉縄学習センター、栄公会堂は共に、日曜日(夜間)の駐車場が大変混雑します。  周辺駐車場を事前にご考慮願います。