◆準備一! パソコン!
パソコン持たずしてシナリオを書く勿れ。美少女ゲームの開発は、パソコンがベースである。データのやりとりもデジタルである。これ、美少女ゲームのインフラ的常識。
「ワープロでもいいですか?」と抜かす者は恥を知るべし。あるソフトハウスに入ろうとしていながら、でもそのソフトハウスのゲームは一本もプレイしていないというのと同じくらい厚顔無恥。パソコンを使ったゲームの世界に入ろうとしながら肝心のパソコンを持っていないというのは、冒涜である。
◆準備二! エディター!
エディターは、元々プログラムを書くために開発されたソフトだが、美少女ゲームのシナリオを書くのにも適している。シナリオライターの必携品だ。
オススメは、MIFESというソフト。
少々お高く2万円もするが、検索・置換機能が優れている。最大5個の言葉をグローバル置換できるというのがいい。ファイルも100個開けるというのがうれしい。自分も美少女ゲーム業界に入って以来、ずっと愛用してきた。
安いのを狙うなら、WZ EDITORもいいだろう。1万円で購入できる。シェアウェアソフトの秀丸もオススメだ。ネットか雑誌の付録で手に入れよう。
他のエディターを使いたいという人には一言だけ言っておこう。頼むからワープロで書くのはやめろ〜〜〜〜〜〜!
◆準備三! 悪戯心!
面白いのを書いてやろう、怖いのを書いてびびらせたろ、思い切り勃たせたろ、思い切り泣かせたろ……
そういう「人に何か反応を起こしてやろう」という欲望、いわば「悪戯心」がシナリオを書くには必要だ。
美少女ゲームのシナリオは、役所の書類ではな〜〜い!
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