『 巨乳学園 』
「いまのところ、変化はありません」
研究室のモニターの前には、日向教授がすわっていた。
その横には月彦老人が並び、後ろには助手と真田が立っている。
画面には、七瀬律子の乳房をブラの上からまさぐっている夢彦が映し出されていた。
「まだはじめということもありますが、現在のところ、シータ波も計測されておりません
し、胸部の熱反応も見られません。快感指数もごくわずかです。見せていただいだデータ
によると、異常熱反応はすぐには起こらないということでしたが」
「うむ。個人差はあるがな」
「となると、結果は出にくいかもしれません。本人のボランティアでご覧の者に決めたの
ですが、べつに性感が開発されているわけでも敏感なわけでもないようです」
「少なくとも胸はあまり感じないようだな」
「はい。性感帯診断では、クリトリスを一〇〇とすれば、胸部の性感度は二十以下でした。
通常平均は六十ですから、三分の一以下ということになります。臀部がだいたい三十五ほ
どですから、その半分くらいということになります。乳首のほうも通常平均の半分以下で
すし」
「五十前後か」
「はい」
「ふつうに見れば、乳房は感じないというわけだな」
「そういうことになります。本人も胸をさわられても感じないと話しておりました」
月彦老人は低くうなった。
「それで、あのほうはどうだ」
「対象を手に定めて探知をつづけておりますが、いまのところまだ」
「変化なしか」
「はい」
「待つしかないということか」
月彦老人は腕を組んで画面を見つめた。
(以下、つづく)
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