『汁だくお姉さま』 さかき栞
●出版 富士美出版
●定価 848円(税別)
●乳シズム ★★
●推奨ランク SA
●フェチ嗜好 パイズリ・乳吸い・乳揉み
 

 
REVIEW
汁だくお姉様

 2006年10月発売。
 さかき栞氏2冊目の単行本。
 処女作同様、ヒロインは全員年上&爆乳。オッパイ星人には非常にうれしい配置だ。
 巨乳フェチ的には、「うしお母さん」という短編がいい。
 (推定中学生の)息子が、自分のベッドで寝ている母のたぷたぷした胸のふくらみに、とうとう手を伸ばしてしまい、エッチにこねまわしたり吸ったりしているうちに母が寝ぼけて息子を夫と勘違いしてしまい、フェラチオをしているうちに目が覚めてしまうというお話である。
 もちろん、『汁だくお姉さま』はポルノ。エロ漫画であるから、その後もちゃんとエッチなことをしてくれる。実は3頁近いパイズリが待ってくれているのだ。
 オッパイのやわらかさといい、オッパイのボリュームといい、ボリューム感といい、実にエロくすばらしい。さかき栞氏は、本当にオッパイをエロくたわわに描ける人だ。「うしお母さん」という短編に限るなら、間違いなく推奨ランクはAである。
 パイズリは、「好きな女性」という短編にもある。セーターをめくりあげて1頁ほど挟んでパイズリフェラしてくれるのだが、これもエロい。そのあとに乳首をいじめてしゃぶりついてしまうのがまたいい。ただ、そのあとすぐ挿入に移行してしまうのだ。
 毎回乳房をさわっているわけでも、毎回乳房を吸っているわけでもない。収録されている短編の半数は、断片的な乳揉みカットや断片的な乳吸いカットで終わってしまっている。それでも、大きなオッパイを見せて、喘ぎ、犯されるヒロインを見ていると無性にムラムラしてしまうのだ。
 作品全体の評価としては、間違いなくAランクである。ただ、巨乳フェチという局部的な観点で作品全編を通してのフェチっぷりを見ていくと、決して「オッパイ星人にはお薦めできません」のCランクではないけど、「お薦めです!」のAランクではなく、「巨乳フェチはあるけど、もの足りないという人もいるかも」のBランクになってしまう。
 3冊目では、是非とも断片的な乳吸いや乳揉みではなく、もう少しねちっこく描いた乳揉みや乳吸いを見たいものだ。さかき栞の描く女の身体のエロさ、艶っぽさは絶品なのだから。
 汁だくお姉様
 
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