雨降るたびに深まる
秋。一雨ごとに、だんだんと寒さを増して冬に近づいていく。
童話の世界ではキリギリスは寒さで飢え死に、
アリは蓄えとともに地下に潜伏、春を待つ、ということになるのだろうが、人間の場合は衣替えをすることになる。
そこでいきおいお店に出かけたときに問題になるのが、新しく買おうとする服が自分に
似合うか、似合わないかなのだ。が、実はこれ、ほとんどの人が勘違いしてたりする。
似合う/似合わないって判断。
わざわざ似合わねえ服着ようと思う天の邪鬼はいないから、みな似合うものを求めているつもりなんだけど、似合ってなかったりする。ファッションとしていけてなかったりする。
なぜ?
本人がタサイから?
ピンポ〜ン!
なんて、うそです。そんなことを言ってはどつかれます。本人がダサくなくても、30で
スモックを着て似合うやつはいません(笑)。
答えは、本人の脳にあります。別に頭が悪いと言いたいわけではないよ。
似合う/似合わないで、服を選んでいるつもりでしょ?
でも、それって
ファッションとしてよい/悪いって判断して選んでいるわけじゃないのよ。
自分がいいと思っている自分像に合う/合わないで判断しているだけなのよ。だから、店員さんが「これ似合いますよ」と持ってきても、しっくり来なかったりする。
そりゃ、当たり前だ。
店員さんが持って来た服は、ファッション的にはいいものなんだろうけど、自分がいいと思う像から離れてしまっているんだもん。
でも、だからって拒絶してたら自分の可能性狭めることにならないか? 遊び人風に見えるからっていっても、それが似合うのなら着てみりゃいいじゃん。そうすりゃかっこよくなるし、自分の可能性広がるぜ。なにも自分が「かっこいい」と考える思い込みのなかに閉じこもる必要はない。
いつも冬になるとジーンズ、チェックのシャツ、ジャンパーのあなた。思い切って違う色、違うファッションを着てみたら?